2018-04-12 第196回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
ですけれども、政府は説明をしようとしていたのは、バグダッド空港だけは安全だから、だからそこは非戦闘地域だというロジックで、これは問題ないというふうにしようとしていたわけです。ですが、私は、多くの国民はそのロジックはなかなか納得しないだろうと。しかも、名古屋高裁はそのロジックはおかしいということを言ってきたわけです。
ですけれども、政府は説明をしようとしていたのは、バグダッド空港だけは安全だから、だからそこは非戦闘地域だというロジックで、これは問題ないというふうにしようとしていたわけです。ですが、私は、多くの国民はそのロジックはなかなか納得しないだろうと。しかも、名古屋高裁はそのロジックはおかしいということを言ってきたわけです。
中身の問題を先ほど言われましたけど、あのイラク戦争のときのバグダッド空港での空自の輸送活動について違憲だと判じた当時の名古屋高裁の判決はこう言っているんですね。
しかも、それはバグダッド空港に運んでいるわけです。一歩出れば、バグダッドは、いつテロが起きても不思議ではない、いわば戦闘地域に近いようなところ、そういうところに武装した兵士を送り込んでいたと言われても仕方がないかもしれないですね。だから、実態がそういう実態だったら、我々が事前に聞いていたことと全然違うわけです。 だから、正直に示してもらいたいんですよ、どういう現実があったのか。
航空自衛隊のC130輸送機はバグダッド空港などに米軍の兵員や物資を輸送する活動を行ったが、バグダッドの上空で携帯ミサイルで狙われていることを示す赤ランプが点灯し、警報が鳴り、攻撃を避けるための回避行動を頻繁にとっていたことが報じられています。 総理に聞きますが、非戦闘地域とした場所でも自衛隊は攻撃の対象となり、戦闘に至る寸前だった。
○岡田委員 例えば、国会で、平成十九年六月、参議院の外交防衛委員会で、当時の久間大臣は、バグダッド空港の中であっても、外からロケット砲などが撃たれる、迫撃砲に狙われるということもあり、そういう緊張の中で仕事をしている、身の危険が非常にあるわけですということを、国会の答弁で当時の大臣が述べておられるわけですね。
具体的には、平成十八年七月から平成十九年三月まで、輸送回数が百五十回、輸送物資の総量は四十六・五トンあり、そのうち国連関連の輸送支援として、輸送回数が二十五回で、延べ七百六人の人員及び二・三トンの事務所維持関連用品等の物資を、クウェートのアリ・アルサレム空港からバグダッド空港にC130Hで輸送したというのを、安倍総理の答弁で、平成十九年に答えられている。
参議院外交防衛委員会で、バグダッド空港の中であっても、外からロケット砲等が撃たれる、迫撃砲等に狙われるということもあって、そういう緊張感の中で仕事をしている、そういうふうな形で答弁されているじゃないですか。クウェートから飛び立ってバグダッド空港でおりる、バグダッド空港から飛び立つときもロケット砲が来る危険性と裏腹にあると答弁されているわけですよ。
○深山政府参考人 まず、当時の解釈について申し上げますと、活動を行います際にイラク全土について戦闘地域か非戦闘地域かという区分けは必ずしも行っておりませんが、当時我々が活動しておりましたバグダッド空港につきましては戦闘が行われている区域ではないということで活動を行っていたということでございまして、当時の政府は、バグダッド空港についてはそのような判断をしておったということでございます。
例えば、このイラクの場合、実施区域というものを防衛大臣が設定されて、例えばAというクウェートの補給点からBというイラクのタリルとかバグダッド空港までは運んで、その空港から先、実際に米軍の活動をしているその現場、それは戦闘行為が行われている現場もあれば、それ以外の現場、これは自隊兵たん、米軍の自隊の兵たん組織でそれを補給、輸送するというのが通常です。
空自のC130輸送機も、バグダッド空港に駐機中、四発の迫撃砲弾がC130輸送機の頭上を飛び越え、空港の敷地内に撃ち込まれたこともあります。 空自の輸送機がバグダッド上空に来ると、携帯ミサイルに狙われていることを示す赤ランプが点灯し、警報が鳴る事態が頻発しました。三回飛べば一度ぐらいミサイル警告システムが作動したと証言する空自幹部もいます。
当時、航空自衛隊は輸送任務でバグダッド空港まで行きました。新たにつくる恒久法では、そこから先の戦闘部隊がいる場所まで輸送できるようになる。それは非常に緊急性の高い輸送です。政府案は戦闘が起きたら輸送を中断する仕組みになっていますが、戦闘を行っている部隊の指揮下に入ることになれば、輸送を中断するわけにはいかないでしょう。
○岡田委員 リスクを高めることはないという、そこは総理が何度も繰り返されますので、私たちはそうではないということを申し上げているわけですが、その前に、今言ったイラクでの自衛隊の活動ですけれども、今、サマワでの活動を総理は言われましたけれども、もう一つ、バグダッド空港などへの物資、兵員の輸送業務というのを航空自衛隊中心に行っていますよね。安全確保支援活動です。
今まで自衛隊がやっていましたのは、イラクの場合でもC130がバグダッド空港に物資を運ぶ、これは拠点輸送なんですね。そこから先の前線部隊への輸送は、それぞれの前線部隊あるいは前線部隊に組み込まれた輸送部隊がやるということであったわけで、それ以上のニーズは、私は実はそんなにないんじゃないかと思っているんですけれども。
バグダッド空港は非戦闘地域だとして、この空港を使って武装米兵などの輸送を行ったわけでありますが、その際に攻撃の危険にもさらされました。名古屋高裁は、バグダッドは非戦闘地域ではなくて戦闘地域だったとして、他国軍の武装兵員を空輸するものについては他国による武力行使と一体化した行動であり憲法違反だと、こう断じたわけですね。
バグダッド空港については、一応アメリカ軍が多国籍軍として安全を確保しておる、その中ではありますけれど、やはりロケット砲等がよそから撃たれる、迫撃砲等が場合によっては狙われることもある、そういう緊張の中で仕事をしているというのは大変なことだと。
それでも、航空自衛隊の空輸活動は攻撃の危険にさらされて、C130輸送機が非戦闘地域と当時されたバグダッド空港に駐機中に、四発の迫撃砲弾が頭上を飛び越えて空港敷地内に撃ち込まれたりした。二〇〇七年六月には、危険情報に基づく飛行中止回数が月間最多十回に達して、戦場と紙一重の状況がありました。
バグダッドは戦闘状態にあっても、米軍が警戒態勢をとるバグダッド空港は非戦闘地域だと強弁して、活動を継続いたしました。 当時、米軍は、バグダッドやファルージャなどで軍事掃討作戦を行っておりました。住民の残る町を封鎖して、無差別攻撃まで行いました。そのことは退役した米兵の証言でも明らかになっております。
航空自衛隊は、二〇〇四年三月から、多国籍軍との密接な連携の下、C130H輸送機によるバグダッド空港への輸送を開始いたしました。政府はその空輸の実績について、当初、医療機器を輸送した一件だけを除いて墨塗りにしましたが、政権交代後公開されました。 そこで、防衛省に伺います。公開された空輸実績からすれば、全期間を通じて空自が輸送した米兵は何人か、全輸送人員に占める比率はどれだけですか。
下から見ていただくと分かりやすいのですが、北部クルド地域のエルビルについては下から二番目の渡航是非、それから、バスラ空港及びバグダッド空港それから南部四県そしてクルド地域には下から三番目の渡航延期、そして、それ以外のところは赤い退避勧告というふうになっております。
その判決は、定期的にクウェートからバグダッド空港へ武装した多国籍軍の兵士を輸送していることが見受けられる、米軍などの武力行使と一体化し、憲法違反という判断が出たんです。 小野寺大臣にお聞きしたいんですが、今までも、これは特定秘密ではない、注意レベルの秘密でもこういうように隠してきたわけです。そしてさらに、イラクの自衛隊が現場でどういう活動をしているか。
自分でどこかに行くよりも向こうから来てもらった方がセキュリティーは全然違いますし、またイラクの方で、バグダッド空港の近くに、日本のオフィスが造ったように、空港であれば朝行って夜に帰るということもできますし、エバキュエーション上も容易ですから、大きな絵をかいていただいて、例えばカブールあるいはマザリシャリフ、ジャララバード、カンダハール、ヘラートというところに将来的にはそれを造りますと。
例えば、日本企業のイラク国内での活動基盤をつくってあげるための環境整備、例えば脱出が容易なバグダッド空港周辺に一つの拠点を設けて、その安全確保を両国政府で担保を取ってやるとか、いろんな知恵があると思います。 今後、そういう両国政府が知恵を出し合って環境構築を民間企業の進出のためにすべきだというふうに考えますが、外務大臣のお考えをお伺いしたいと思います。
すなわち、今回の判決では、バグダッドは戦闘地域であるということが傍論の中で示されておるわけでございますが、私どもはバグダッド空港が非戦闘地域であるということを申し上げておるわけでございます。
○又市征治君 大臣は、今もお答えになりましたけれども、バグダッド空港は戦闘地域ではないと、こう述べておられるわけでありますが、バグダッド空港で過去に米軍機が攻撃をされたことは事実ですね。そうすると、もしここで自衛隊機が攻撃されるということになれば、これは戦闘地域と認定をされて撤収をする、こういうことの今御答弁の意味ですか。
○辻元委員 それではバグダッド空港に限るんですか。 きょうはお手元に地図をお配りしております。ちょっと見てください。バグダッドの地図を見てください。左の端の方に空港がございます。この滑走路を囲むこの空港のみですか。もう一つ東京の地図も配っております。では、例えば、羽田空港をバグダッド空港と見立てると、品川あたりで大規模な戦闘があったら空港は戦闘地域に含まれないのか。では蒲田だったらどうなのか。
そうしますと、バグダッド空港でも実際にアメリカは大きな規模の掃討作戦を行っております。それで、飛行機が撃ち落とされたこともあるのは御存じですね。そうしたら、どういう場合実際にバグダッド空港が戦闘地域となるのか、空港に限るとおっしゃっているわけですから。これをお答えできなかったら、非戦闘地域と戦闘地域の区別を大臣みずからされていないということになりますよ。どういう場合ですか。
ちょっと先に進みながら、今の点の反論も後で聞いたらいいですけれども、もう一つ、では、バグダッド空港に限るという論理が成り立つのかということですよ。バグダッド空港については、久間防衛大臣が危険だというような御答弁を多々されています。前の大臣はこういうふうにおっしゃっていますね。
○副大臣(木村仁君) バグダッド空港に就航しております民間航空機でございますが、国内線にイラク航空、それから国際線にイラク航空及びロイヤル・ヨルダン航空がそれぞれ就航いたしておりますけれども、その各会社が民間保険機構との関係でどのような保険契約を結んでいるかについては当省としては承知をいたしておりません。
○浅尾慶一郎君 次の質問に移りますが、バグダッド空港は非戦闘地域ということでありますが、バグダッドについて、そのものについて戦闘地域か非戦闘地域かという判断はされておりますか、政府としては。
○浅尾慶一郎君 バグダッド空港は民間の航空機が就航しているので非戦闘地域だというような御答弁もありますが、そういう理解でよろしいですか。
ですから、そこが非戦闘地域であるということであり、バグダッド空港にそういう兵員を輸送するということが武力の行使と一体化するという評価は私はなされないものだと思っております。
非戦闘地域であるバグダッド空港、判決ではバグダッドというふうにこう書いてありますが、私どもはバグダッド空港を非戦闘地域というふうに考えておるものでございます。
私どもは、基本計画におきましてバグダッド空港ということを指定してやっている。そこには当然今は民航機も入っているという状況でございます。その地域において、国又は国に準ずる組織の間において国際紛争を解決する手段としての武力の行使が行われているというふうな判断は現在しておりません。